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石ころから、ネックレスが想像できるか?

基礎研究は、石ころから宝石を見つけるような作業です。ある技術(石ころ)を見て、磨いてその特徴を調べて何に使えるか?どんな宝石(用途)になるかを想像します。さらにその宝石を用いたネックレス/指輪までに仕上げる(デバイス化や商品化)まで行って初めて実用化されます。さらに、どのようなシーンで使われるかというマーケティングまで考えて行い、売れる商品になります。

石ころを見て、石ころの特徴を調べて、商品を開発するのがシーズからの発想です。
欲しいネックレスにあった石ころを見つけてきて磨き上げるのがニーズからの発想です。

研究開発の現場ではシーズ発想とニーズ発想どちらがよいか?という話になる事が多いです。考え方は人それぞれですが、私はニーズからの発想の方がゴールが近く、できたものがより役に立つと思っています。シーズからの発想の場合、ゴールにたどり着く確率が著しく低く、かつゴールがどこにあるかわからないです。

さて、タイトルの「石ころから、ネックレスがそうぞうできるか?」という事に対しては、なかなか難しいのではと思っています。むしろ、「素敵なネクレスを想像して、それに合った石ころを探して磨く」というのがいい気がします。

専門の技術者/研究者がなかなかよい商品開発ができないのは、石ころを磨くことに注力して、素敵なネックレスが想像できないからだと思っています。場合によっては、ダイヤモンドだと思って磨いていた石ころが、本当にただの石ころなんてこともありますね。shock

素敵なネックレスを想像する方法については、少しずつ書いていこうと思います。good


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コメント

こんにちは。taurus研究開発の現場ではシーズ発想とニーズ発想どちらがよいか?という話になる。確かにそうです!
私は実際にネックレスを創っているわけですが、過去を振り返ると
シーズ発想だったと思います。
だから、完成形になるまで非常に時間がかかり、さらにそこから需要が
どこにあるかを探し始めるので、砂漠の中のオアシスのようです。
個人作家としてはそれでも良いかもしれませんが、会社経営となると
ニーズ発想からでなければ体力が保ちませんので、安定させるための
商品と、打ち出したい商品を完全に分けてやらなければなりません。

投稿: 川合美幸 | 2009年1月14日 (水) 14時53分

コメントありがとうございます。確かに、会社経営だと利益を中心に考えないといけないのでニーズから考えないといけないのですね。私の知っている限り、基礎研究もニーズからでないと工業的にうまくいっていないですね。ゴールのイメージを持ってスタートするというのが重要ですね。
なお、今回の記事の例は、川合さんのお仕事からイメージしました。(*゚▽゚)ノ

投稿: 伊野平太 | 2009年1月14日 (水) 22時32分

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