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2009年4月

奥義一の三&四

奥義一の三:「悲しいこと」から考える

日常の生活で悲しいことはいくつかあります。書き出してみて、発明やビジネスモデルのテーマにしましょう。

例えば
 飼っていたペットが死んだ
 彼女(彼氏)にふられた
 大切にしていたモノをなくした
 いじめられた

などいろいろあります。 これらを書き出して、次にそれらを解決するようなテーマを選びましょう。


奥義一の四:「慈しみの気持ち」から考える。

慈しみすなわち、恵み、慈愛の気持ちです。

自分より弱い立場の人のことを考えるといくつか頭に浮かんでくると思います。

例えば
 ペットの犬が鎖につながれているのがかわいそう。
 交通遺児のためになんとかしたい
 お年寄りが電車で立っているのを見るといても立ってもいられない
 おじいちゃんにはがいつまでも元気でいてほしい
 (少し慈しみからはみ出したかもしれませんが・・・)

慈しみの気持ちで発明やビジネスを考える人は少ないのではないのでしょうか。よいテーマが思いつけばチャンスです!

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まじめに、一生懸命やっているだけではダメ

約10年前の私は、
「まじめに一生懸命やっていれば、そのうち成果が出るさ!」
と思っていました。また、「神様はきっと見てくれている!」と考えていました。・・・あっ、私は無神論者ですので、当時の私は都合がいいですね~(*^-^)

でも、・・・・・・成果は出ませんでした。研究がうまくいきませんでした。当時の部長からは毎日のように罵倒されていました(今思えば、明らかなパワハラですね)。毎日、胃が痛くて、通勤が苦痛でした。

あるときに、まじめにやる、一生懸命にやる、というのは、自己満足に過ぎないということに気がつきました。前回記載した話でいうところの、自分自身に仕事をフォーカスしているということになります。

仕事は、研究開発であれなんであれ、成果を上げなければなりません。まじめにやっていたかどうかは、全く関係ありません。まじめに、一生懸命やるというのは、プロ(給与をもらっている)として当然のことですが、結果がすべてです。

厳しい表現ですが、結果がすべてという認識に立って、何をすべきか? とういことをよく考えなければなりません。


上手くいかなかった場合、なぜ上手くいかなかったのかというのを考えれば、次には、あるいはその次には成功するはずです。


・・・・・私自身新しいテーマの立ち上げを進めており苦戦しています。一方で現行の商品開発も並行して進めているので辛いです。何をすべきか?ということをよくよく考えた上で、ベストを尽くせば後悔なく進めることができると思っています。そして、その経験が次の開発の知見となるはずです。good

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若手研究員の悩み(知識だけではない何か)

社内の若手研究員から、突然のメールをもらいました。内容をおおざっぱに訳すと
「研究開発を成功させるための、考え方がよくわかりません。周囲は頭の良い人ばかりで、知識は豊富なものの、そのレベルを上げるだけでは何か足りないと思っています。」こんな感じです。

彼の周囲では頭の良い人が多いのだが、研究開発、さらには仕事や人間関係が上手くいっていないとのことでした。私自身も、未だ若手研究員(自称)で現役なので、偉そうな事は語れないのですが、大きな研究所内で(それなりの)成果を出し続けている数少ない研究者なので、少しは語ってもいいかなと思いました。(bleahちょっと自慢しています)

アドバイスしたことの概略は以下の通りです。
・仕事の姿勢を見直す必要がある
・仕事の成果にフォーカスすること(上司にフォーカスして仕事をしない)
・成果とは何かと常に問い続けること
・自分が何者で、何が社会に貢献できるかを考えること
実例を交えて、話をすると納得してくれたようです。

以前も書きましたが、「上司の顔色にフォーカスして仕事をしている人の多いこと!」これでは知識が豊富でも、論理的思考ができても、研究開発が上手くいくはずがありません。

このブログを読んだ人も、是非一度、周りの人がどこにフォーカスして仕事をしているか観察してみてください!
good


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東京理科大がシリサイド系熱電変換素子を作製

京理科大学が、排熱発電向けの熱電変換素子を開発したと発表したとのこと。材料はマグネシウム・シリサイド(Mg2Si)から成る素子である。
ソース
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090403/168332/?ST=nano
(テックオンの登録が必要かも?)
http://www.tus.ac.jp/tlo/information/pdf/090323.pdf


熱電材料は熱を電気に変換する材料ですが、効率のよいBiTeやPbTeは希少金属であるTeを使っていたり毒性があるなどの問題があったのだが、MgとSiで効率が期待できる素子を開発したという意義は大きいと思います。
また、軽い元素を用いているので、応用の際のメリットになるかもしれません。

製造できるようになったポイントとして「プラズマ焼結法」と呼ぶ安全な製造プロセスで行ったと記載されています。この方法は約20年ぐらい前からあり熱電材料の開発に用いられていた方法です(私の友達も研究していました)。材料研究/開発というのは、本当に時間のかかるものだとつくづく思います。プロセスが開発され、そのプロセスの改良を進めながら、材料を開発する。息の長いテーマですが、このような研究は大学の先生の強い意志と忍耐があってのことだと思います。頭が下がります。

是非とも実用化してほしい技術です。good

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マネジメントに創造性があるか?

先日、会社の役員と話をさせていただく機会がありました。そのときに、「マネジメントも研究開発と同様に、先を読み、創造性を持つことが重要だ。」というメッセージをいただきました。

確かに、研究開発においては創造性をもって仕事を進めているのですが、マネジメントもただ単にコストや納期の管理するだけでは、ソコソコの結果しか得られないような気がします。マネジメントにおいても、創造する、イマジネーションすることが重要だというのは、とても含蓄があります。

以前、人生の師匠からも同じような言葉をいただいたことがあります。それは、「物事のやり方を発明しろ!」ということです。前述のマネジメントの創造性と同様のメッセージです。


さて、会社の中を振り返ると、創造性のないマネジメントに溢れています。bearing
・・・・納期はいつ? コストはどうなる? そんな言葉でしか部下と会話できないマネージャーがいます。何とかならないものか・・・。


さて、前述の創造性という言葉をいただいた後に、私自身は、「人生にも創造性が必要だな」と感じました。いろんな場面で、あらゆるオプションを固定概念に縛られないで、創造性をもって行動する。そんな生き方ができたらいいなと思っています。

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何によって憶えられたいか?

若い研究者に、自身の進路/研究者としての方向性などの相談を受けたときに、必ずドラッカー先生のこの言葉を伝えます。
参考:上田先生のHP 

「何によって憶えられたいか?」
私自身何度となく、自分に問いかけました。
***の研究者として?
***の会社員として?
***の発明者として?
***の起業家として?
あるいは、よい父として?
いろんな方向性があると思います。
若い頃は、アイデアマンとして呼ばれるようになりたいと思っていました。そのために、アイデア創出法の本を読み、特許の勉強をしました。その結果として、たくさんの特許を出願することができ、周囲からそのように認識されるようになりました。次はマーケティングのできる研究者として憶えられたいと思っていました。そして・・・。
目標を持ち努力することで、道は開けます。その目標の見つけ方として「何によって憶えられたいか?」という問いかけは、いい質問だと思います。
現在の自分にとっても心を新たに、「何によって憶えられたいか?」問いかけたいと思います。good

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企業の研究における永遠の5年後

成果が上がらない研究企画として、「研究における永遠の5年後」というのがあります。
これは(たった今)私が作った言葉ですが、意味は以下のとおりです。


基礎研究の研究の計画で、「5年後には商品化研究に移行できます!」というような計画を立て、2年たっても3年たっても、少しずつ計画を修正しながら、やっぱり、「5年後には商品化・・・・。」といういつまでたっても5年後という計画です。ある人は、そんなことばかりを繰り返し、10年以上のらりくらり・・・・。
いつまでたっても、商品化/商品化への移行ができずに、5年後を繰り返すため、「永遠の5年後」と私は皮肉をこめて言っています。(^-^;

5年という年月は、やっている本人も想像できないし、上司も想像できない。また上司も変わっているかも・・・。
計画を立てるのに曖昧さもあってちょうどいい(ごまかしやすい)年月です。3流の(あえて言います)の研究者は自分でも気づかないで「永遠の5年後」を使っているかも。そのような人は、成果を上げるのが目的ではなく、研究を続けるのが目的になっていると思われます。

今現在進めている研究開発は、基礎研究から初めて5年目ですが、2年後には材料的に大きな成果が出て、海外のメーカーと共同開発をスタートさせて、ようやく商品化が見えてきた段階です。今は産みの苦しみの段階です。基礎研究のスタートから6年後ぐらになってようやく商品になりそうです。以前、商品化したものも、新材料開発から発売まで5年かかりました。

研究開発ではスタートから1年後、長くても2年後までにある程度の(好ましくは圧倒的な)成果が出ていないと5年後ぐらいでの実用化は難しいです。成果が出ていなければ、研究を中止する、あるいは、思い切って方向転換する方が良いと思います。ずるずる、「5年後、5年後」と自分も人も騙しながら研究をするのは無駄です。


ポイント
・研究開発での5年後というのは、「永遠の5年後」になる可能性がある。
・いつまでたっても、5年後と言い続けている人のほとんどは成果が上がっていない。
・そのような人は成果を出すよりも研究を続けることが目的になっている場合がある。
・2年以内に成果が上がらなければあきらめる方がよい場合がある。
・2年たって成果が上がらない場合は、会社にも自分にも誠実になって、計画を見直してみよう。

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生活の中のPDCA

先週、仕事でかなり落ち込む事があって、胃が痛くなっています。
客観的に考えると、頑張って次につなげればいいのですが....。そんなときにPDCAサイクルのことを考えてしまいました。日々の生活の問題もPDCAで解決して、向上させる事ができるはずだと。

PDCAサイクルとは(Wikiより)
PDCAサイクル(PDCA cycle, plan-do-check-act cycle)は、工業(製造業や建設業)などの事業活動において、生産管理や品質管理などの管理業務を計画どおりスムーズに進めるための管理サイクル・マネジメントサイクルの一つ。

Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとに業務計画を作成する。
Do(実施・実行):計画に沿って業務を行う。
Check(点検・評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する。
Act(処置・改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする。


現在の私は、Checkのところで、他者から激しく突っ込まれ、落ち込んでいる状態です。この落ち込みも冷静に分析して対処して、次のActionにつなげていけばいいはずです。落ち込んでいる感情を抑えて、できるだけ次の改善につなげられるか。人生の問題に対しても必要だと思います。
.....実際には、落ち込んだ気持ちに整理をつけるのに結構時間がかかるのですけれどもね。゚゚(´O`)°゚

例えば、彼女/彼氏を見つけるために計画を立てます。計画に沿って、相手に近づいたり、告白したりの行動をします。そして、断られたり.....、。そのときに感情としては大きく落ち込みます。crying しかしそこで、なぜ失敗したか?、どこがまずかったか?などの冷静なCheckがあって、次のAct・Actionにつながります。ドラマであれば、失敗の苦労、そしてその後の努力・成功で、感動が生まれ、ドラマ性が生まれます。このように落ち込んだ後の冷静な判断が重要だと思います。

今日のまとめ

・PDCAは日常生活に役に立つ
・Cの段階で、(失敗に気付いて)大きく感情的に落ち込む事が多い。
・感情の落ち込みから回復したら、冷静に失敗の原因を分析するべき
・落ち込みを克服して、次の成功につなげよう。そこにドラマが生まれ、大きな成功体験となる。

今日の話は、現在落ち込んでいる自分に言い聞かせる話でした。weep


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上司を顧客にする研究開発

昨日の続きです。

・部長や社長などの上司に対して、研究開発する場合は、上司に逆らわず、言われた通りのことを進めていけばよいです。短期的には成果(ボーナスアップ)が出ます。

・自分が顧客というのは、論文や学位論文を書くために研究を行うということです。大学や国研であればいいと思います。

・開発部門や工場が顧客という場合は、それらの意向に沿った開発を行います。開発部門や工場に採用されると成果となります。どちらかというと中期的な仕事になります。

・顧客を市場とする場合は、目に見えないお客さんの役に立つような商品を目指して研究開発を進めます。簡単には成果が出ませんが、成果が出た時の満足度は高いです。長期的な視点での仕事になります。

人それぞれ立場が異なればだれを顧客にするかというのはいろいろだと思います。

昨日、面白ことがありました。
新年度になるので社内の幹部クラスの人事がありました。不況のためか、たくさんのお偉いさんの移動がありました。そして、その下の部長や課長くらすの人がその人事を見て、あわてた様子で、あたふた・・・していました。その人たちは、ほとんどが上司を研究開発の顧客としてるのです。そのため、上司が変わると、再びゴマをすらなければならないため、あたふた・・・。

顧客を市場にしていると、成果には時間がかかりますが、開発の方向性は論理的に新しい上司に説明できますし、社外から評価を得るぐらいの結果が出れば、誰も文句を言いません。
では、どうやって成果を短期間で上げるのか?ということに対しては、このブログの初期の秘訣を再読してみてください。ヒントが書いてあります。good

今日のポイント
仕事は上司の顔色にフォーカスするのではなく、成果にフォーカスする!

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