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2009年5月

博士課程の縮小要請へ(気になったニュース)

博士課程の縮小要請へ=財政支援で大学院再編促す-近く国立大に・文科省
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2009053000197

民間企業の研究所での博士研究員の処遇(研究テーマなど)、大学院卒とあまり変わりません。自身の専門の研究に近い分野に配属される確率が高くなるぐらいでしょうか。
だからと言って、博士研究員が不要というわけではありません。おそらく博士過程で学んだ、テーマを見つけて、課題を見つけて、原理から課題解決を図る。さらには、報告書としてまとめて、他者に伝えるというプロセスは、企業でも十分に通用します。(先生に過保護に育てられたらダメですが・・・・)
学位があるから給料や昇進が早くなる、ということは全くありませんが、研究者としての自信がついてきて、他者に負い目を感じることなくなると思います。

私が会社の若い人に薦めるのは社会人ドクターです。裕福な会社なら、訴え続ければ行かせてもらえることがあります。また、家の近くに大学があれば、仕事が終わってから通うということも可能です。

私の知人で、会社の仕事と全く違う分野(もともと興味を持っていたらしい)の社会人ドクターに行っている人がいます。当然、プライベートなので会社とは関係なく、自腹で通っています。仕事との両立は大変だと思いますが、博士をとる過程で学ぶことが多いと思います。

会社から行かせてくれないと嘆いている研究者は、ぜひとも自腹で行くことも考えてみてはどうでしょうか?
人生は、自分で切り開かなければ・・・・。good

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研究開発の起承転々々...?

研究開発のステージを起承転結で表してみると。

起:研究計画スタート。人、モノ、金を確保するために大風呂敷を!
承:実験開始。最初はそれなりに成果が出ますね〜。
転:商品化に近づくと、難問が続出。でも、このアイデアで逆転だ!
結:メデタシメデタシ。商品化!

上記のようなパターンは成功例で稀です。ほとんどの研究開発は次のようになります。

起:研究計画スタート。人、モノ、金を確保するために大風呂敷を!
承:実験開始。最初はそれなりに成果が出ますね〜。
転:商品化に近づくと、難問が続出。解決不可、どうしよう。
転:実はこの技術は、***にも利用できるんですよ。
転:さらには、この技術は市場調査の結果.....。
.......承に続く。

このようなパターンは途中から成果が上がらなくなり、得られた成果の良い面だけにフォーカスして、こんなものにも、あんなものにも利用できますよという、ゴマカシをします。研究を続けるための詭弁になります。私自身、若い頃にやっていました。m(. ̄  ̄.)mス・スイマセーン

こんなパターンもあります。

起承転職:これは結果が出なくて、その会社にいずらくなり、転職してしまうというパターンです。

起承転籍:プロジェクトリーダーが会社のエースだとすると、結果が出ないと今後の昇進に響くのでキャリアに傷を付けないように、転籍して違う部署に移動させて、後任に後処理をさせるというパターンです。(このパターンは結構あります)

いろんなパターンがありますが、本来の起承転結で成功するのが、ドラマチックで望ましいですね。
頑張りましょう!(o^-^o)

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新しい電子ペーパー

新しい電子ペーパーの技術です。
http://www.ece.uc.edu/devices/NDL_Research.html

テックオンの記事より
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090430/169624/?ST=nano
米University of Cincinnatiなどは新しい電子ペーパーの表示技術を開発したと発表した。「Nature Photonics」の5月号に論文が掲載された。
電子ペーパーに用いるElectrofluidic Displayの技術(EFD)を共同で開発した。特徴は,(1)赤色,青色,黄色,黒色の色素の粒子の振る舞いを制御して,高いコントラストでフルカラー表示,しかも動画の表示が可能,(2)試作した表示素子の反射率は約55%で,今後85%以上に高められる可能性がある,(3)表示素子のアクティブな層は15μm厚以下にできる,の3点である。
 (1)に用いる表示素子は,疎水性の材料から成る6角形のピクセルを多数敷き詰めたものである。各ピクセルの中心には「reservoir(貯水池)」と呼ぶ色素を貯めるための微小容器がある。ここに電圧を印加すると,色素がreservoirの外に拡散し,ピクセルが着色する。
 電圧の印加を止めると,Young-Laplace方程式で記述される表面張力と界面の圧力差の関係によって,拡散していた色素がreservoirの中に引き戻されるという。

この技術は、フルカラーかつ反射型で高いコントラスト比を得ることができる技術なので、電子ペーパーとしては視認性がいいと思われます。(液晶の場合は、白を混色を作らなければならないので白が白くない)

おそらくエレクトロウエッティングという技術を使っていると思われます。電界で液体を動かす技術というのは20年以上前からあるのですが、デバイス技術(SU8などのMEMS技術の応用)の進歩とともにこのようないい構成のものができるようになってきたようです。予想される課題として、インクに電界がかかるので、インクの耐久性(水の場合電気分解してしまう)、撥水膜の耐久性、液体の封止方法、などがあります。

電子ペーパーに関しては、E-Ink方式が先行していますが、視認性と応答性の点でこちらの方が優れていると思います。今後の進展に期待したいですね。good


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新型プリウスの太陽電池

本日、新型プリウスが発表されましたが、屋根に太陽電池がつくバージョンもあるそうです。
テックオンの記事より(登録が必要かも)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/CAR/20090518/170299/

トヨタHPより:http://toyota.jp/prius/dynamism/body/index.html


抜粋すると

太陽電池を用いた換気機能とエアコンの遠隔操作と組み合わせることで,炎天下で駐車中に上昇する車内の温度を抑え,燃費と快適性を向上させる。「外気温35度から40度の真夏の状態で,約80度になる室温を50度ほどに下げる効果がある」という(同社の説明員)。その結果,エアコンによる冷却時間が短縮されることで,車両に搭載しているNi水素2次電池の電力消費量を削減することができる。

新型プリウスのオプション装備である太陽電池パネルは,京セラ製の多結晶Si型太陽電池セルを使っている。セル変換効率は16.5%で,パネル全体の最大出力は五十数Wになる。

太陽電池で発電した電力で,換気用のファンを直接駆動する。「当初はバッテリに充電することを考えたが,充放電を繰り返すとバッテリが劣化するなどの理由から断念した」

太陽電池を搭載するに当たって,特に大きな課題はなかったという。振動を伴う波状地などの走行でも,セルが割れたり,剥離したりといった問題は生じなかった。太陽電池パネルは,車両が必要とする耐久性を確保している。

ただしデザイン面では,太陽電池パネルを設置するために,屋根の形状を変えざるを得なかった。


太陽電池とハイブリッドカーはとても相性が良さそうです。変換効率も高い多結晶Si系材料を使っており夏場の換気には十分そうです。バッテリの問題でバッテリには充電でしないとのことですが、将来的に充放電に強い(メモリ効果)の少ないバッテリになれば、充電も可能になるかもしれません。(メモリ効果の少ないリチウムイオン電池は安全性が十分ではないとのこと)

自動車がガソリンからハイブリッド、電気へと進化することにより、技術の方向性も大きな転換がありますね。私の専門に近いところでは、今のプリウスはセンサーがたくさん載っていますので、電気自動車用のセンサなどに新しい研究テーマがありそうです。新しい技術の周りにはチャンスが多くありそうです。happy01


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コミュニケーションの問題?

最近、「コミュニケーションが重要だ!」という声を開発の現場で頻繁に聞くようになりました。景気が悪くなってきたことと何か関係あるのかもしれません。

コミュニケーションを情報の伝達と考えると、ほとんどの職場ではメールや報告書だけで、さらには会議で十分にやりとりされています。にもかかわらず、コミュニケーション?という疑問がわきます。

コミュニケーションの本質は何だろうかな?と考えてみました。

辞書では、『人間が互いに意思・感情・思考を伝達し合うこと。言語・文字その他視覚・聴覚に訴える身振り・表情・声などの手段によって行う。』となっています。

ドラッカーさんの本を読み直していると、なるほどと思う記述がありました。
『経験を共有するときこそ、完全なコミュニケーションがもたらされる』
『コミュニケーションにとって重要なものは、知覚であって情報ではない』

経験の共有というのは、語る方も、聞く方も重要だと思います。開発の現場であれば、開発の課題を上司に報告する時、その課題に直面して困っているという経験(体験)を共有できるように話すことが重要だと思いました。上司は、一緒になって経験(問題)を共有するように耳を傾けなければなりません。
ドラッカーさんに言わせれば、単に情報共有だけではコミュニケーションにならないようです。

一時期、会社の飲み会は廃れたような感じがありましたが、最近職場での飲み会が増えてきています。おじさん達(私も入りますが(涙))のコミュニケーションは飲みニュケーションなのでしょうね。部下との人生の共有や価値観の擦り合わせにはいいかもしれませんが、私は飲み会での仕事の話と、説教が大嫌いです!!!!

ドラッカーさんの本は、読む都度新しい発見があります。問題意識を持って読むと面白いです。奥深い本/人です。good


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一生懸命だけでは....。

ちょっと前に、「一生懸命やっているだけではダメ」という話を書きましたが、同じような事をファストリティリングの柳井会長が言っていました。

『....一生懸命という言葉も曲者です。売り上げが挙らないことに対しても、「一生懸命にやっているのですが...」という。「一生懸命にやっているけど、この不況だから売れなくても仕方がない」と自分のことを棚に挙げて社会の生にする。こういう会話が聞こえてくる会社は、遅かれ早かれ潰れます。』

キッパリと話をされています。昨今の景気悪化に伴い、会社の利益が下がっていることに対して、「米国の不況のせいで....」とか「100年に一度の経済危機のために、我が社も....」とかの言葉が、経営者から聞こえてきます。確かに経済危機があるのは事実ですが、ある程度予想はついていたはずですし、被害を最小限にするのが経営手腕であり、経営者の役割なのでしょうね。さすがに、柳井さんは打つ手が早く、売り上げを伸ばし続けています。

厳しい見方で言うと、結果がすべてであり、結果が出ていない場合はやり方や考え方を帰る必要があるということだと思います。

「人のせいにしない」というのは、経営にも重要な視点だと思います。

全くの余談ですが、私が学生のときにリクルート用に購入したスーツは柳井さんのところからでした。そのときは「ユニクロ」ブランドではなく、別の名前のブランドでした。(◎´∀`)ノ


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古いタイプのマネジメント

最近はほとんど見かけなくなりましたが、会社によっては、未だに以下のような形のマネジメントスタイルがあるのではないでしょうか?

1)上司が社内外の情報を集める。
2)その情報を、部下には伝えない。
3)出すときは小出しにして、部下をコントロールする材料に情報を用いる。

あなたの企業ではどうでしょうか?

重要な情報を上司が握り、情報を持っているということのみを上司の強みとして、部下をコントロールするというスタイルです。上司は技術的、戦略的な強みがない場合、社内の情報を握っているということだけが部下よりも優れているところであり、その情報を最大限に利用して部下をコントロールしよとします。

しかしながら、最近はIT技術の発達により、情報のコントロールが難しく、あっという間に広がってしまいます。ましてや、技術や商品の進歩が早い現在では、情報を出し惜しみしている間に他社はどんどんと先にいってしまいます。むしろ、迅速に情報を共有して、問題点をたくさんの人で考える方がいい気がします。

私の個人的な印象ですが、必要な情報を出し惜しみしている人は、情報ぐらいでしか部下をコントロールできない人だと思います。 どうでしょうか?good

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奥義二:「へそ曲がり!で考える」

奥義二:「へそ曲がり!」

へそ曲がり、人と同じことが嫌いな方にぴったりの発明、ビジネスネタのテーマの考え方です!今ある商品や今の会社のビジネスを否定や反対をしてみましょう!世の中にたくさんある商品(ビジネスモデルでも可)を否定することを考えましょう。

やり方は、とても簡単です。
そして、この際実現性は無視して考えます。実現性を考えてしまうとアイデアの広がりがなくなります。(実用化されているものありますが、ご了承を)

  例えば プラスチック製品 → 木や紙に変更する

       携帯電話 → 音の出ない携帯電話
              → 大きく、重い携帯電話

       電気製品 → 手動の製品

       コンピューター → 遅いコンピューター

       ハサミ → 切れないハサミ

       ペットボトル飲料 → ペットボトルを使わない

販売方法

       安く売る → 高く売る

       自転車 →進まない自転車

       商品買った人がお金を払う → 商品をもらってお金ももらう
       

ここで重要なことは、どんな利点があるかどうかは後で考えます。利点を先に考えてしまうと、とりあえず、反対、否定をしてみましょう。面白いものが出てくるはずです。否定したものから、少し発展させて具体的な商品やビジネスを考えましょう。

例えば 

・プラスチックの筐体のテレビやコンピューターの筐体を木に変更して、デザインもそれに合わせる。
・音の出ない携帯電話として、メール機能に特化して、耳の不自由な方に向けた携帯電話ビジネスに展開する。
などいろいろ展開が考えられると思います。

一つのコツとして、大企業が出している商品や大企業のビジネスモデルを列挙して、その反対を考えてみるのがよいと思います。理由としては、大企業での商品は市場が大きいものの、ニーズがきっちり汲み取られていなかったり、少しそのモデル(商品やビジネス)が陳腐化しているものがあるためです。

大企業と同じことをしない、反大企業の観点で行動するのが起業家精神というものかもしれません。good

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