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新しい電子ペーパー

新しい電子ペーパーの技術です。
http://www.ece.uc.edu/devices/NDL_Research.html

テックオンの記事より
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090430/169624/?ST=nano
米University of Cincinnatiなどは新しい電子ペーパーの表示技術を開発したと発表した。「Nature Photonics」の5月号に論文が掲載された。
電子ペーパーに用いるElectrofluidic Displayの技術(EFD)を共同で開発した。特徴は,(1)赤色,青色,黄色,黒色の色素の粒子の振る舞いを制御して,高いコントラストでフルカラー表示,しかも動画の表示が可能,(2)試作した表示素子の反射率は約55%で,今後85%以上に高められる可能性がある,(3)表示素子のアクティブな層は15μm厚以下にできる,の3点である。
 (1)に用いる表示素子は,疎水性の材料から成る6角形のピクセルを多数敷き詰めたものである。各ピクセルの中心には「reservoir(貯水池)」と呼ぶ色素を貯めるための微小容器がある。ここに電圧を印加すると,色素がreservoirの外に拡散し,ピクセルが着色する。
 電圧の印加を止めると,Young-Laplace方程式で記述される表面張力と界面の圧力差の関係によって,拡散していた色素がreservoirの中に引き戻されるという。

この技術は、フルカラーかつ反射型で高いコントラスト比を得ることができる技術なので、電子ペーパーとしては視認性がいいと思われます。(液晶の場合は、白を混色を作らなければならないので白が白くない)

おそらくエレクトロウエッティングという技術を使っていると思われます。電界で液体を動かす技術というのは20年以上前からあるのですが、デバイス技術(SU8などのMEMS技術の応用)の進歩とともにこのようないい構成のものができるようになってきたようです。予想される課題として、インクに電界がかかるので、インクの耐久性(水の場合電気分解してしまう)、撥水膜の耐久性、液体の封止方法、などがあります。

電子ペーパーに関しては、E-Ink方式が先行していますが、視認性と応答性の点でこちらの方が優れていると思います。今後の進展に期待したいですね。good


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