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材料研究の面白さ醍醐味

モノづくりの研究の流れとして(私の身近なところでは)、材料研究→プロセス開発→デバイス開発→システム化→商品 という流れになるという話を以前しましたが、材料研究はその開発の流れの最も川上にあり、すごい材料ができてしまえば、その後の流れ、市場が大きく変わる可能性があります。少し、山師のようですが一発逆転のだいご味があります。

中村修二先生のGaNに関しても、ひとつスゴイ材料が出来上がると、その新しい用途が生まれ、新しいデバイス開発やシステム(たとえばブルーレイや照明など)開発がおこなわれ、さまざまな大きな市場が生まれます。
前々回記述した、緑色レーザーに関しても、光の波長変換素子やその材料開発が不要となり、小型化や低コスト化が可能となると予想されます。すなわち、これまで緑色のレーザーを作っていた人たちは、波長変換素子を使ってデバイス化していたのが、材料で緑色が実現されたため、その部分の仕事がなくなってしまいます。デバイス化で苦労していた部分が一気に解消されるようなイメージです。

このように、新しい材料はそのあとの工程を丸ごと変えてしまうようなインパクトを持つことがあります。さらには、従来にない市場が開ける可能性もあります。

一方で、世界を変えるような新材料の開発というのは容易ではありません。中村先生がノーベル賞候補だというのもそれだけ価値がある材料を開発されたとうことです。

このような難しい材料研究をどのようにしてうまくやるか? というのを次回以降(いつになるか?・・・coldsweats01)に書こうと思います。


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