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ディスプレイの光源 ~ランプからLED、レーザーへ~

以前に緑色レーザーを紹介したことありますが、ディスプレイ用の光源としてみたときに、レーザーというのは魅力的です。応用物理学会誌(2009.11)に次世代ディスプレイのためのレーザー・LEDとうのが特集されていました。特に大阪大学の山本和久先生の報告(p.1021~1028)がよくまとまっています。興味のあるところを紹介します。

光源の種類からみると以下のようになります。

第一世代:電子線(CRT)、放電+蛍光(PDP、LCD)、水銀ランプ(プロジェクター)
PDPはプラズマの色を蛍光体で着色しています。LCDは蛍光灯で光ったものを液晶のカラーフィルター付きのシャッターで表示しています。プロジェクターは小型で超高輝度のランプを液晶やDLPなどで光制御して投影しています。

第二世代:LED
LEDを持ちたものとしては、プロジェクター、有機EL、LEDを光源に用いたLCDです。
LED光源を用いたLCDはTVとして最近さかんに売り出されています。現代の世代はこの第二世代が市場に出回り始めているという段階です。

第三世代:レーザー
次世代としてレーザー光源を用いたディスプレイが市場に出るはずです。方式としては、プロジェクター、レーザーLCDです。

それぞれの世代では色の再現性が進化していきます。色再現性はNTSCという規格で表されます。第一世代:70%、第二世代:100%、第三世代:130%となり、広い色再現性のある画像を実現できます。

レーザーディスプレイの応用商品として
リアプロジェクションTV、フロントプロジェクタ、液晶TV(バックライト)、ヘッドアップディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイ、照明、レーザーグラフィックアート などだそうです。

私は最も注目するのはプロジェクションです。プロジェクションは、光源、光シャッター、光学系の組み合わせで画像を表示します。光源と光シャッター部(たとえばLCOS,LCD,DLP)は小型化でき、光学系で画像を大きく引き伸ばすことができるので、効率のよい表示方法だと思っています。実際に消費電力の点では同一サイズのLCDやPDPの数分の1で済むそうです。


昨年、三菱電機が北米向けにレーザーを用いたリアプロTVを販売しました。http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/15/news100.html
最近あまり噂をきかないのですが、アマゾンのUSには載っているのでまだ売っているようです。


レーザー光源を応用した商品がどんどん出てくることを期待しています。good

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