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2010年2月

プラズマディスプレイ復活のチャンス

1月9日のブログで記載したような内容が、JCASTの記事に乗っていました。

タイトルは、「プラズマTV市場活気付く パナソニック「3D」「高画質」でテコ入れ」です。

PDPは動画性能がいいため3Dテレビにぴったりです。そのうえ、パナソニックの技術は低消費電力だそうです。
液晶に対して大面積、高速応答による動画性能、それなりの低消費電力(同じ画像、同じサイズで比較していないので液晶とどうなのかよくわかりません)、などの特徴で、液晶におされぎみの薄型テレビ市場で盛り返すかもしれません。特に米国では3Dが人気が出そうだと聞いています。パナソニックにはぜひとも頑張ってほしいです!good


1年後にはそれなりの結果が出ていると思います。その時にどうなっているか、検証してみたいと思います。

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ナノテクの夜明け?

先週、ナノテク展が東京ビックサイトでありました。残念ながら仕事の都合で行くことができませんでした。テックオンの記事を見る限り、ナノテクに関して技術の着実な進歩があり、これからブレークしそうな予感がしました。

気になった技術は以下です(いずれもテックオンから)。

ITO(透明導電膜)のアニール技術
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100219/180423/
従来はレーザーにてフィルム上のアモルファス材料を結晶化していたのものを、フラッシュランプにて同様の効果が得られるというもの。フィルム上にゾルゲル法や塗布法などで無機材料を形成して結晶化させることができるため、大面積かつ安価にできる可能性があります。様々な材料に適用可能で期待できます。

太陽電池の変換効率を上げるスペクトル変換
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100217/180339/?ST=nano
この技術は、短波長の光を長波長に変換するフィルムで、比較的長波長に吸収を持つ太陽電池材料と組み合わせることで変換効率を上げることができるというものです。この材料そのままで実用化されるかは?ですが、この発想でよりいいものが出てくるのではないでしょうか?

LEDの光取り出し効率をナノインプリントで向上
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100219/180430/?ST=silicon
LEDの光利用効率をナノインプリントで上げるというものです。1~5%上がるとのことです。LEDはこれから照明として大ブームとなるはずで、その効率がアップする技術なので期待大です。その技術の元がナノインプリントです。ナノインプリントの応用としていい出口を見つけたと思います。

他にもたくさんあるのですがこのくらいで。
今年は無理してでも行けばよかったと、後悔しています。crying

いずれの技術も、研究者の地道な研究の積み重ねだと思います。今年のナノテク展は、これまでの研究開発の苦労が少しずつ花開いている予感がします。2010年はナノテクのターニングポイントとなりそうな気がしています。

期待大!

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現場力の低下について@研究開発の現場

研究開発の現場での現場力について考えてみました。

「現場力が低下してきている」という話をよくききます。実際に私の勤める会社でも、そんな話が上から聞こえてきます。実際にどうなんだろう・・・・・?ネット上でも様々な方が語られていますが、少し違う視点で考えてみました。
ここでは、現場力とは、「自律的な問題解決力」と考えます。

「昔は現場力があったのだが、最近は急に低下してきている」、「トヨタのリコール問題も、日本の現場力が低下しているからだ」 なんて発言がマスコミから聞こえてきそうです。私自身は、決して現場力が低下してきているからだけだとは思いません。

過去との時代の違いを考えてみます。
2000年ごろまでは、研究開発の現場では、開発すべきモノの方向性が決まっていたり、過去の延長線上の開発で十分商品化できて、それなりに売れていました。一方で、最近はどう作るかという以前に、何を作るか?ということでみなさん頭を悩ませています。

製品ライフサイクルで言うと、初期の導入期を立ち上げる前段階が長くなっています。2000年以前は、ライフサイクルの成長期、成熟期での研究開発が主であったため、過去の知見が生きたり、何を改善するべきかというのも比較的やりやすかったと思われます。

トヨタのプリウスのリコール問題をこのライフサイクルから考えます。ガソリンエンジンは商品としては成熟期であり、現場力としての自立的な問題解決ができやすい(ノウハウがある、何をすべきかわかる)状況でした。しかしながら、ハイブリッドや電気自動車は、導入期であり、過去の知見が少なく、何をすべきか?ということの想像力が働きにくいのではと予想しています。

さて、研究開発の現場でも同じです。何をやったらいいか?わからない状態では現場力は発揮しずらいです。マネジメントが方向性を決めて、それなりにノウハウがたまってからでなけば十分な現場力が働きにくいです。
これが、現場力が低下しているように見えるのだと考えます。

製品ライフサイクルの導入期に現場力を有効に発揮させるには?
・・・・・明確な答えは持っていませんが、創造性を尊重し、失敗を恐れずに物事を進め、失敗から学ぶことが重要だと考えます。ノウハウの蓄積がない分、たくさんの失敗を恐れず、そこからたくさんのことを学ぶことが必要です。

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有機薄膜太陽電池について雑感

太陽電池が熱いですね。
市場も過熱していますし、関連企業の設備投資も大きなものになっているようです。
国内出荷量は2009年は前年の2倍だそうです。
太陽光発電協会資料:
http://www.jpea.gr.jp/04doc01.html

さて、太陽電池の種類には有機材料型があるのをご存知でしょうか?
この中には「有紀薄膜太陽電池」と「色素増感太陽電池」というのがあります。
詳しくはWiki:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E9%9B%BB%E6%B1%A0

両方の材料とも低コストになる可能性があるのが魅力で、一生懸命に研究されています。
また、フィルム上への太陽電池形成も検討されています。
http://www.konarkatech.com/index.php/power-plastic/about-power-plastic/

課題としては、効率が低いことだと思います。いずれも実験室レベルで10%以下なので実用的にはSi系には及びません。また、耐久性も大きな課題だと思います。強い紫外線のある屋根の上に有機材料を10年以上設置して持たない気がします。

有機太陽電池が生き残るには、発電効率ではなく、デザイン性や使いやすさなどの訴求ポイントが必要だと思っています。単に低コストであるということで無機材料と勝負すれば、安かろう悪かろうになってしまいます。
使い方を新たに提案していくことが必要です。
使い方にあった性能を引き出す研究開発が必要だと思っています。是非とも頑張ってほしいです!

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スクッテルダイト系熱電材料(古河機械金属工業)

先月の展示会で古河機械金属工業(株)の熱電材料の資料をもらってきました。
関連ニュース
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080820/156636/
http://www.furukawakk.co.jp/info2008/080820_release.html

関連特許は特開2009-176967です。この特許の出願日は2009.8.6となっており、出願とほぼ同時にニュース発表と学会発表をしているようです。今のところ、審査請求はしていないようです。個人的には、重要な発明であれば、出願と同時に早期審査を進め、特許成立に合わせて発表する方が、ライバル企業に差をつけることができるような気がしますが・・・。各社それぞれの特許戦略があるのでしょう。

技術的には、50×50×8mmの素子で、高温端720度、低温端50度にて変換効率7%、出力33Wとはなかなかなものだと思います。是非とも実用化してほしいものです。


気になる点として、展示会でいただいた資料のZT(性能指数)が、上記の発表のときの値よりも少し低くなっています。0.7と1.0(発表は、1.1と1.3)となっており、発表後にデータを精査したら少し低かったということなのかな・・・?

材料自身はよくできたものであり、応用が期待できます。頑張ってほしいです!


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