太陽電池ビジネスの行方は・・・?
中国の太陽電池ビジネスが曲がり角に来ているらしいです。
過当競争で7-9月は7~9月全社赤字とのこと。
日本でも結構大変な状況らしいです。
産経記事より:競争激化のこと
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111118/biz11111823240035-n1.htm
噂ですが、シャープは液晶が大変なうえ、太陽電池のコスト競争でかなり厳しいと聞いています。
さらに、景気の悪化もありSiの価格が下がっているそうです。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1104&f=business_1104_183.shtml
そうすると、結晶系のSi太陽電池の価格が下がり、ソーラーフロンティア社が進めているようなCIS系の太陽電池の価格競争力がなくなってしまいます。ここも今はかなり厳しいと聞いています。
液晶パネルがそうであったように、太陽電池も日本の技術によるところが大きいのですが、海外に追いつかれ、コスト競争で負ける。さらに、その海外(主に中国)も景気の波と、自ら仕掛けたコスト競争でつぶれていく・・・。悪循環ですね。
日本がこの技術分野で勝つようなシナリオはあるのでしょうか・・・・。
テックオンの記事での提案
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20111122/201796/?P=1
上記の記事のように、確かに台湾との連携というのはあるかもしれません。
技術的には、より効率の良い太陽電池の開発(例えば量子ドット型)、より効率の良いシステムの開発を急いで、知財を中国、韓国にもしっかり出願していくような地道な方向性しかないのではと思います。
研究をいかに早く利益に結びつけるかが難しいところです。
研究者としても、環境問題とエネルギー問題を解決する技術ですので、是非とも頑張りたいところです。!!!
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