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透明導電膜の次の世代は?

テックオンで下記のようなタイトルの記事がありました。

「非ITO」などに熱い視線、展示会場のオープンシアターに人垣
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130530/284642/?ST=fpd

透明導電膜のITOに対して、ITOを使わないタイプとしてAgナノ粒子、Agナノワイヤ、Cuメッシュ、カーボンナノチューブなどがあり研究が進められています。最近でも富士フイルムがAgを使ったタイプの量産設備投資の発表をしていました。

ITOは基板に全面に成膜する方法でITOの抵抗を下げる研究が主でした。また、インジウムが希少金属であるため枯渇するのではということで代替材料が考えられており、ZnO系のものや、TiO2系のものが研究されています。
これはあくまでも気相成長でベタで膜付けするものです。

一方で、前述のAgを使ったタイプやCuメッシュというのは、全面の膜付けではなく細かいメッシュ状にするというものです。これは原理的には低抵抗の金属を用いることができること、メッシュの開口によって透過率を上げることができるなどの利点があります。さらに、金属なのでフレキシブルです。(ITOもかなりのフレキシブルなのですが・・・)
さらに、塗布法で大量に安価に製造できる可能性があり、コスト的に有利であると思われます。
課題としては、金属の酸化防止、メッシュなのでモアレなどの視認性などがあると思います。
このタイプは私が以前研究していたITO膜とは異なり、大きなブレークスルー技術だと思います。今後はこれらの応用商品がたくさん出てくると期待されます。

さて、結論ですが、透明導電膜としてのITOはタッチパネル分野では減っていくかもしれません。しかしながら、まだまだ配線自身が透明である必要である部分もあるので、なくなることはないと思います。
一方で、新しいタイプの透明導電膜はタッチセンサの増加とともに、ますます応用されて行くと思います。そして、それならではの応用デバイスが開発される気がします。

この分野はまだまだ研究開発の余地がありそうです。

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