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シャープの商標 IGZO

シャープの「IGZO」の商標に関して以下の様なニュースが有りました。

シャープが製造する液晶「IGZO」の商標登録を無効とした特許庁の審決を支持し、独占使用を認めないと判断した知財高裁判決について、同社は11日、上告を断念したと発表した。

IGZOは、InとGaとZnの酸化物による透明導電体、透明半導体の名称で、我々研究者は「アイジーゼットオー」って呼んでました。確かに、これは元素の名前をつなげただけなので材料の研究者としては、いいのかな?と微妙な感じでした。

せっかくなので特許庁の検索から商標を調べてみました。
ここの「商標出願・登録情報」に行くと調べることができます。
http://www.ipdl.inpit.go.jp/Syouhyou/syouhyou.htm
IGZOで調べると、シャープから42件の関連したものがでてきます。「IGZOテレビ」なんてものもあります。
今回の無効の判断はどこまでなんでしょうかね・・・。IGZOだけなのか、その他もなのか・・・。


さて、私も学生の頃は透明導電膜「ITO」 (アイティーオーと読みます)を研究していました。
IGZOはシャープオリジナルかというとそうでもない気がしています。

私の記憶が正しければ、以下の様な歴史だと思います。
90年代に東工大の川添先生がIn系の透明導電膜を研究されており、その中でIn系の新しい材料を開発されました。細野先生もその時に精力的に研究をされていたようです。
その後、In系の酸化物の研究が盛んになり、2000年頃に出光興産からInとZnの酸化物(IZO)が開発されました。そして、さらに東工大の細野先生が発展させて透明TFTとしてIGZOを開発されたような気がします。
材料そのものはシャープがオリジナルというわけではなく、量産化でかなり頑張っていたとの印象です。

Wikiにある程度記載されていますね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/IGZO


最近のシャープは経営の問題で大変な状況のようですが、弱り目に祟り目ですね。
頑張れ、日本の製造業!!!

 

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