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フジツボ戸惑う塗料、船底への付着防ぐぞ⇒特許より

朝日新聞のニュースから
http://www.asahi.com/articles/ASJ843VX3J84PLFA002.html?iref=sptop_8_05

フジツボを戸惑わせることで船底につきにくくする塗料を、塗料大手の日本ペイントホールディングスの子会社が開発し、来年1月から売り出す。人工血管に血小板がつくのを防ぐ樹脂の技術を応用した。船と水との摩擦が小さくなって燃費が良くなり、二酸化炭素(CO2)の排出量は既存の標準塗料より15%以上抑えられるという。


船底のフジツボは航行時の抵抗となり燃費悪化の原因というのを聞いた事があります。そして、従来は有機スズ系の塗料が塗られており、環境問題になっていたとのことです。
参考 http://nrifs.fra.affrc.go.jp/news/news22/2208.html
なお、本技術ではスズではなく酸化亜鉛を使っているようです。

本件に関して、特許を調べてみました
日本ペイント☓船 で特許を検索してみるといくつか出てきましたが、下記の特許が本技術に近いと思われます。
特開2010-77238
ただし、これは特許としては成立していません。
その後に出願している
特許出願2010-034510、特許出願2014-080170 この2件成立しています。
最初に出願した特許では不十分と考えて、後からより強い特許を出願し、成立させたものと思われます。
最初に出願した特許を補正という形で修正することもできるのですが、今回は新たにより実用性の高いものとして出し直しているようです。
地道な研究の成果だと思います。

参考 特開2010-77238 の要約は以下

特開2010-77238
【発明の名称】水性防汚塗料組成物、防汚塗膜、船舶および水中構造物、ならびに防汚方法
【要約】
【課題】全没水時の防汚性だけでなく、半没水時の喫水部における防汚性が極めて良好な水性防汚塗料組成物、および該水性防汚塗料組成物からなる防汚塗膜、ならびに該防汚塗膜を有する船舶および水中構造物を提供する。
【解決手段】第1の防汚剤とバインダー樹脂粒子(A)とを含有し、該第1の防汚剤は、該バインダー樹脂粒子(A)内に包接されていることを特徴とする水性防汚塗料組成物、および該水性防汚塗料組成物からなる防汚塗膜、ならびに該防汚塗膜を有する船舶および水中構造物である。バインダー樹脂粒子(A)は、硬化性を有するものであることが好ましい。

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