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特許活用によるイノベーション創出の提案7 実例(1)

前回ご説明した、下記のステップを実例を上げて説明しようと思います。

STEP1 特許から自社のコア技術を抽出し、キーワードとする
   ↓
STEP2 ターゲットとする分野/領域を抽出
   ↓
STEP3 キーワードを掛けあわせて、特許の検索と読み込み
   ↓
STEP4 テーマの選定とシナリオ作成
   ↓
 実行

わかりやすい例で、富士フイルムの成功事例を分析してみます。
ご存知のように富士フイルムはコダックの沈没に対して、写真事業からの転換に成功しています。
その説明はたくさんの記事がありますね。例えば。
http://biz-journal.jp/2014/07/post_5465.html
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO05711700V00C16A8000000/
http://www.sankei.com/special/nihonryoku2015/company/article13.html
http://matome.naver.jp
/odai/2142469145144777401


富士フイルムのIR情報から考えてみます。
https://www.fujifilmholdings.com/ja/investors/pdf/other/ff_presentation_20160329_001j.pdf

この中に、以下の図が有ります。
Fujifilm

これは、銀塩写真での基盤技術である粒子の分散技術をもとに、写真フィルムから化粧品にその技術を展開したいという図になっています。


STEP1 特許から自社のコア技術を抽出し、キーワードとする
富士フイルムのコア技術として分散技術というのが有ると思います。
実際には、自社の特許を分析して抽出する必要がありますが、ここでは「分散」をキーワードとします。

   ↓

STEP2 ターゲットとする分野/領域を抽出
ここでは、銀塩写真の分散技術を「化粧品」に展開しているので、ターゲットとする分野を「化粧品」とします。
ここのキーワードは、進出したい分野、伸びが期待される分野、規制などが変わりチャンスがある分野など、様々な観点で選ぶことができると思います。

   ↓

STEP3 キーワードを掛けあわせて、特許の検索と読み込み
国内特許を請求項のキーワードで「写真」☓「分散」として検索すると、約9000件の特許が出てきます。
同じように、「化粧」☓「分散」で検索すると約5000件の特許が検出されます。
すなわち、化粧品分野において、何らかの分散技術が必要であることを示唆しています。
この5000件の特許をさらにキーワードで絞り、自社の技術が生かせる分野を探しいていく作業を行います。

   ↓

STEP4 テーマの選定とシナリオ作成
上記の作業から目指す市場が決まれば、技術をいかに開発して、技術的な差別性を利点に如何に市場に参入していくかということを考えるステップとなります。


今回の例は、非常に大雑把な例ですので、次回に別の例をご紹介します。
 

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