日記・コラム・つぶやき

イノベーション人材を生み出すには? 雑誌「研究開発リーダー」技術情報協会発行 2019年8月号に寄稿

雑誌「研究開発リーダー」 技術情報協会発行 2019年8月号(第16巻第5号)に「イノベーション人材のマネジメントと人材育成の視点」について記事を書きました。

https://www.fujisan.co.jp/product/1281681233/

イノベーション人材を育てるのは大変です。

そのための考え方を書かしていただきました。

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フリーエンジニアの時代到来か?

最近、思っている問題意識。
働き方改革が進んでいくと、研究者や技術者はフリーの道を選ぶ気がしています。
米国では2027年にはフリーランスが50%を超える予想になっています。

近年は企業の活動、研究開発は複数の領域にまたがってきています。
さらに、その開発のスピードは速くなっています。
そうすると、企業の自前の技術者/研究者では専門性が異なったり、イチから学ぶための時間がなかったりするという問題が出てきます。
企業側も新しい技術を取り入れるためには、外からの人材を積極的に取り入れるしかないと思います。
そして、その人材の雇用形態はフリーのような感じでプロジェクトごとになるのではないでしょうか・・・。

いわゆるDARPA型の研究開発のスタイルになるかもしれません。日本の場合はさらに変わった形になるかもしれません。

若い技術者は腕を磨いておいて、フリーの時代を楽しんでほしいと思います。
おじさん技術者は学んだ技術を社会に還元する場が必ずあると思います。

 

関連記事

アメリカで起こりつつある”働き方改革” ~ 急成長するフリーランス社会とは? ~

https://wisdom.nec.com/ja/business/2018070301/index.html?fbclid=IwAR177hWG-M5BZMA1Vh13eAJg6JcGsrAm4Xbh5xABAJILzkYlNvtecsmf9fo#.XP5CYKQWWUE.facebook

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技術者としての52歳の決断(自分のこと)

このブログは著者の知人も読んでいることを前提に書いてみます。

3月末で大企業を退職した際に、沢山の人に

「なぜ辞めるのか」

「もったいない」

「もう少しガマすればいいのに」

というような言葉をいただきました。

一方で、

「決断に敬意を表する」

「技術者として羨ましい」

という声もいただきました。

私自身、この5年間ぐらいで50人ぐらいの諸先輩方(会社の先輩、他社の方、ベンチャーの社長、独立した人、転職した人等々)の意見を聞きました。

家庭の事情もありましたが、技術者としての残りの時間、何か新しいことを始めるためにはギリギリの年かなと思って、莫大な大食菌の割増も諦めて(涙)このタイミングで退職することにしました。

どうなるかわかりませんが、判断としては、「優柔不断で判断しないよりも、判断して前に進む」ということを選びました。

 

大学を出た後に立てた目標としては以下のようなものがあります。

・自身の技術で商品を作ろう

・シリコンバレーに行く

・若い人の教育をし3名ぐりあの学位取得のサポートする

・本を書く

・新聞の人の欄に載るぐらいのことをする

・独立をする

それぞれの目標は、ある意味では今回の独立と本を書いたので達成できました。

新聞に関しても工業新聞ですが、プライベートでの寄稿で大きな顔写真入で載ったことがあります。

上記は大学を出たばかりの20代の頃の目標です。

今の目標はもっと違うものがあり、それを残りの何年かで達成したいと思っています。

 

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イノベーション人材を潰すマネジメント

前回の続きになりますが、
イノベーションを産み出す人を如何にマネジメントするか?
ということに対して、イノベーション人材の良さを殺してしまうマネジメントは以下のようです。

管理型のマネジメントが一般的によくないようです。
・統率重視
・段取りや、これまでのやり方を好む
・現在に焦点を合わせて物事を考える
・過去の継続、過去の知見にとらわれる
・システムや型にこだわる
・リスクを避ける
・適切にこなすことを重視
・How、Whenを部下に問う
・曖昧さがマネジメントできない
・新しいことに対して判断できない

さて・・・・、
研究開発の管理職の方はご自身はどうでしょうか?
あるいは自分の上司はどんなタイプでしょうか?

管理職はせっかくのイノベーションを潰さないようにしなければなりません。
イノベーション人材は、上記のような上司にあたっても、めげずにやるしかないですね・・・・。


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イノベーションを産み出す人材の特徴

元キヤノンの材料研究所長の村井さんのセミナーにて。

話の一部は以下。
イノベーションを産み出すためのマネジメント(リーダシップ)が重要。
そのためにはイノベーション創発人材のパーソナリティを理解する必要がある。

イノベーション創発人材の特徴は以下

・管理的な考え方や手法、ルーティン業務を好まない
・主流でないところに生息していることが多い
・人付き合いが下手
・口下手、分析的で論理的な説明ができない
・考え方、に飛躍が多く、論理的に考えているとは思えない
・要領が悪く、昇格テストなどで成績が悪い
・優れたところはあるものの、総合的な人事評価が良くない


・・・・、え????
それって、私??? と思ってしまいました!!


私は上記に当てはまることが多いのです。
その昔、部長からは「お前の説明は論理的でない」、「話が飛びすぎている」とか言われていました。
これまで研究者としてはそれなりに創発して貢献したのではないかと思いますが・・・・。
今でも、管理やルーチンは苦手です。

周りに上記のような特徴の人材に対して暖かくサポートできたらいいなと思います。


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コストダウンの苦しみ

最近の仕事の話から。

開発した商品の商品化が近づいてきて、現在は売り先のメーカーとの価格交渉に入っています。
商品はBtoBですので、車を例で言うと、タイヤの材料とか、エンジンの部品の一部とかになります。

価格を決める場合、今の現状の積み上げて計算して価格を算出しますが、
それでは、他社のライバル品とくらべて魅力のない価格になる可能性があります。
私が開発したものの方がはるかに性能が良いのですが(自分で言うな?笑)、価格が高ければ選ばれません。
そのために、原料価格を更に下げたり、製造プロセスを見なおして簡略化したり、製造人員を正社員から変更すしたり、いろんな努力が行われます。

さて、このブログのタイトルの「基礎研究から商品化!」の点から考えると、
基礎研究の時点で、ある程度コストに対してのイメージを持っておく必要があります。
例えば、最初からコストのやすいプロセス、材料を選択肢に入れる、生産量を上げるための工夫を入れる、などなどのことを考えていかなければなりません。
せっかく、いいものができても、高くて商品化されなければ何ににもなりませんからね。

研究者の目標は、
「いいものをより安く作る」そして、安く作ったことに対して、最初から安売りをするのではなく、開発費も含めて適切な価格で買ってもらうですね。その価格が、他社品同等価格であれば理想的です。

自身の開発した商品はやっぱり安売りはしたくないですが、交渉は難しいですね。
(^-^;


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細部にこだわるモノづくり

今週は、ある実験装置のトラブルがありました。
休日ではありますが、東京都の大田区にあるメーカーの技術者に来ていただきその修理していただきました。
装置の壊れた部分というのは、加熱機構なのですが、その部品の繊細さ、細部にこだわる技術力の凄さに圧倒されました。

加熱機構といえば、ヒーターなのですが、市販のヒーターだと簡単な構造ですが、
私が使っているヒーターは、特別な仕様で作ってもらったので、市販ではありません。

ヒーターの構造、ネジの大きさ、僅かなそりも許さない調整、などなど驚きでした。
例えばナジの締め付けに対しても、微妙なトルクでの手締です。ネジも金属ではなく耐熱性の高い特殊な素材です。
それぞれの部品がなぜこの素材を使っていて、形状がこのようになっているかというのも解説してもらいながら、修理を見ていました。
おそらく、他の国の技術者がリーバースエンジニアリングでこのヒーターの形状を真似しても、それぞれの部品のもつ意味がわからないので、形だけの真似になり、耐久性や信頼性、精度が劣るものになると思われます。
まさに「仏つくって魂を入れず」ということになるのだと思います。

おかげさまで、修理は完了し、順調に動くようになりました。

細部にこだわる日本のモノづくりの発展を願います!!!


大田区のHPから
http://www.city.ota.tokyo.jp/sangyo/kogyo/kagayake/ota_ind.html

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ウエアラブル機器の電池問題

最近、巷では「ウエラブル」が流行っています。
私も腕にいつもJAWBONEをつけています。今のところは、ちょっとおしゃれな万歩計といったところですが、これから様々な機能が付与されていくはずです。
そこで、問題になってくるのが電池!
私が使っているJAWBONEは7日間持ちますが、機能的には万歩計なので、まぁそんなもの。
いろんなセンサがつくようになったり、複雑な表示をするようになるとあっという間に電池がなくなるような気がします。

そこで以下の記事

EE Times 記事から抜粋
ウェアラブル機器の開発が加速するなかで、後れを取っているのがバッテリー技術だ。バッテリー寿命の短さがウェアラブル機器普及の足かせになることが懸念される。そこで注目を集めているのが、エネルギーハーベスティング技術だ。既に“バッテリーレスで動く位置検出シューズ”などのバッテリー寿命を気にしないウェアラブル機器の開発が始まっているという。


実際にエネルギーハーベストと言ってもまだまだ発電能力は不十分です。
発電の方式も圧電タイプ、静電タイプ、電磁タイプ、さらには熱電タイプなどがあります。
それぞれ一長一短です。個人的には本命は、静電のエレクトレットあるいは圧電方式での新規構造だと思っていますが・・・。
実際にそれらがデバイス化されて実用化されることには、センサの方も低消費電力になりそれなりに使えるようになると思います。今のところ産業界や研究者は東京オリンピック頃の実用化を目指しいてるようです。

そのころの本命は何でしょうね??
写真は、1月に東京ビックサイトで行われたウエアラブル展です。すごい熱気でした。


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ノーベル賞 天野先生 裏話③

天野先生の講演会 最後

質疑で参議院議員の山東昭子さんからの質問がありました。
女性研究者に関する質問と、研究予算に関する質問でした。
研究予算に関しては以下の様な感じの質問だったと思います。

山東さん
「研究(開発費)は、厳しくした方がいいのか、手厚くした方がいいのか、どういう基準で考えればよいのか?」

天野先生
「難しい質問ですが・・・、」
「未来が見えている若い人にはできるだけサポートしたい、一方で、ただ漫然と研究しているの人には厳しく指導する」
というような回答でした。

確かに、一生懸命努力するというのは重要なことかもしれませんが、未来をイメージして正しい努力をしなければ成果は伴わないということだろうなと私は感じました。

天野先生の人柄がよくわかる素晴らしい講演会でした!

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ノーベル賞 天野先生 裏話②

天野先生の講演会の続き。

ノーベル賞の受賞が決まってから、11月3日に文化勲章をいただいたそうです。
その時の記者会見の写真を見せていただきました。
そこには、中村修二さんとお二人で写っていましたが、
中村さんは、マスコミに対して怒っていたらしい!
それをなだめている天野先生・・・。
(中村さんは怒りをエネルギーにされていますね!)

スウェーデンへ。
12月8日の夜は、ノーベルコンサート
素晴らしい、演奏だった・・・、とのことだが、先生は時差ボケで寝ていたらしい!!

12月9日はいろいろ見学
エリクソン社の見学は、地下鉄の車両を貸し切ってのコースだったとのこと。
高校の見学では、急に高校生に質問されて、英語での返答に困ったとのこと。

12月10日は、授賞式
リハーサルを結構やって完璧だと思ったが、いろいろと間違えたとのこと。
その夜は王族に招かれての晩餐会。隣が王妃で緊張した。
夜の11時からは学生主催のダンスパーティ。4時までやったらしいが先生は2時で脱出。

12月11日は、ノーベル財団からメダルをいただいた。
夜は王室の晩餐会。教育問題、エネルギー問題など議論したとのこと。

12月12日は、スウェーデンのエネルギー庁へ
ノーベル賞受賞の方々が、ノーベル財団へ集まって記念撮影
夕方の自由時間に市場へ。写真をいっぱいとられたとのこと。

12月13日は、オングストローム研究所へ、さらに、ルシア際に出席
12月14日は、大学訪問

日程はハードで、特に欧米の受賞者はタフだったとのこと。
ノーベル賞受賞はタフでないとダメ。
毎日がイベントで、国を挙げて祝ってくれるとのこと。

続く。

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